Winny

最近の情報流出騒ぎのおかげで、官房長官も「Winnyは使わないようにしましょう」などと言い出し、こんなアングラなツールがテレビで連呼されるようになるとは、世の中変わったものだ、と思う今日この頃。
友人とメッセでこのことを話していると、この先どうなるか適当に予想、とか言う話になっていて、中々面白かったのでちょっと改変して転載。

  1. 時間が経って、そのうち皆忘れる。当然思い出したかのように情報流出が続く。
  2. Winnyの利用が規制されて、Winnyの使用が全面禁止->現在のWinny住人は別のP2Pソフトに流れ、また同じような騒ぎが起きる。
  3. 金子氏が改良版Winnyを発表、けどだれもそれを利用せず(何が仕掛けられているかわからないしね)、当分この状態が続く(オープンソース化されたら移行する人は増えるかもだけど、金子氏が現在提案している管理機能は真っ先に殺される気がする)。

どれがいいですか?

取り合えず、管理者不在でメンテナンスが出来ない状態で、それでも自律的に活動しつづけるWinnyネットワークがこの逆風下、どれだけの間稼動し続けることが出来るか興味深く見届けたいところ。とはいえ、Winnyのネットワークをつぶすにはプロバイダが通信の内容見て、Winnyのパケット発見したらそれを遮断する(通信の秘密云々って法律とどう折り合いをつけるかが問題)とか、もしくはWindowsの方でWinnyを起動できないようなパッチを配布、などとかなり大掛かりな仕掛けが必要な上に、今回の騒動はWinnyを抹殺したからといって解決するような問題ではない(上のパターン2になる可能性大)し、政府の方もそれはわかっているだろうから、そこまで強硬な手段を取るか疑問。意外にずっと生き延びるかもしれないね。

(追記)
なんでも、ぷららが規制を行うことにしたらしい
ぷらら、Winnyによる通信を完全規制(スラッシュドット ジャパンより)

(さらに追記)
http://chapel.vivian.jp/mt/archives/200603/16-155831.php
の「フジテレビが朝の情報番組「とくダネ」でwinny指南」

情報流出を防ぐには

吹いた。テレビがそういうことを言うようになったかー。
なんつーか、麻薬が広まっている地域においてはいたずらにその麻薬を利用している人たちを糾弾するよりも、麻薬の正しい使い方、付き合い方を教える方が正しい、という話をどっかで読んだけど、今まさにそんな感じなのかなー