読んだ本:ニュートンズ・ウェイク

ニュートンズ・ウェイク (ハヤカワ文庫SF)

ニュートンズ・ウェイク (ハヤカワ文庫SF)

急速に進歩したAIが<特異点>(一回,すごい賢いAIができると,そのAIが更に賢いAIを作って,そのAIがまた・・・と爆発的なスピードで進化し,いけるとこまでいっちゃう現象)を突破し,人類は大ダメージ.そして,その300年後くらいがこの話の舞台.
なんつーか,非常に素材(ガジェット)はいいのに,どうにもいまいち.翻訳が悪いのかそれとも元の文からこうなのか.現在の状況が不明瞭でキャラクターへの感情移入が難しく,そのため「なんか起こってるなー」と思っているうちに読み終わってしまった.巻末の役者あとがきでああまかなストーリーをまとめてくれていたので,初読の人はこの本に限ってはそこを読んでから読み始めた方がよいと感じた.もったいないなー.